リゾートマンションをお持ちの方の中には、売却を考えている方もいらっしゃるでしょう。売却を成功させるには、売却事情を知り、リゾートマンションと居住用物件。税制上の違いを理解する必要があります。他にも売却を成功させるポイントを押さえることで、高額売却の可能性が上がります。
リゾートマンションの売却事情と買取の注意点
リゾートマンションを買取に出す上で頭に入れておきたいことは、通常の売却よりも難しいという売却事情があります。まず、リゾートマンションがある場所は仕事や居住ではなく、セカンドハウスとしての役割が求められます。
通勤・通学に便利な場所ではなく、観光に適した場所であることも多く、特殊な立地であることが、居住物件と比べて需要が少ない、流動性が低くなりがちです。管理費や固定資産税の負担も大きいため、売却の難易度を上げています。リゾートマンションと居住用物件。税制上の違いがあります。
不動産を売却して利益が出た場合、譲渡所得税が発生します。マイホームであれば、一定の要件を満たすことで譲渡所得から3000万円の特別控除を利用できます。リゾートマンションでは特別控除を利用できないため、場合によっては譲渡所得税が高くなるケースも出てきます。
損失が出た場合、マイホームの売却であれば、税制上の優遇措置を利用して、所得税の節税が可能ですが、リゾートマンションは利用できません。
リゾートマンション売却を成功させるポイント
居住用物件と比べて、売却が難しいリゾートマンションでも成功するポイントがあります。多少お金はかかりますが、売却が決まるまで管理とメンテナンスを続けることです。人が住まない、手入れをしない住宅は思う以上に傷むと言われています。
そのため、売却は早い方が良いのですが、なかなか買い手がつかないようであれば、管理とメンテナンスは定期的に行って下さい。万が一、買い手が見つかっても、水回りや電気の配線に不備があれば敬遠されます。室内の印象をよくするために、内見に合わせて家具やインテリアを配置するホームステージングをするのも良いです。
実際に、内見に訪れた見学者は、実際に住んだときのイメージを膨らませるでしょう。他にも、なかなか買い手がつかないケースも想定して最低売却価格も決めておきます。高く売却できれば良いですが、万が一のことを考えておきましょう。
難航するようであれば、不動産業者の手に委ねることも選択肢の一つにして下さい。不動産業者に依頼する場合は、複数の会社に依頼をします。まずは無料一括査定サービスを利用して相場や不動産会社の雰囲気を確認しましょう。
リゾートマンションの売却事情を考え売却を成功させる
リゾートマンションの売却事情を踏まえ、買取の注意点や売却を成功させるポイントを見てきました。売却事情が多少悪かったとしても、事前に情報を集め戦略を立てれば成功できそうです。リゾートマンションと居住用物件。税制上の違いを理解していることも売却を成功させるポイントと言えるでしょう。